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事故で困った時の保険会社の上手な使い方


1)相手がいる場合は、保険会社にまずは相談

保険を使わなくても、「保険会社」はお使いください。

 
お客様によっては保険を使わないから、保険会社に特に連絡をしなかったりするお客様もいらっしゃいます。

 ※保険会社にお金を出してもらわなければ、等級は下がりません。
 

ちょっとした接触事故で修理代もたいしたことがない。

 
たしかに保険会社から修理代を肩代わりしてもらって、等級が3つも下がるのはもったいないです。
 

保険会社にお金を出してもらえば等級は3つ下がりますが・・・。


保険会社に示談交渉してもらった結果に確定した自己負担分をご自分で自腹でお支払いになれば等級は下がりません。

ちょこっとした事故でも、保険会社さんに連絡して、いったん事故相手方⇔お客様、修理業者さん⇔お客様との間に入って調査・交渉してもらうほうが賢明です。
 
保険金はもらわなくても、「保険会社」はお使いください。


2)自動車保険の使用を簡単に決めると損します

自費修理をするか車両保険で修理するかの判断が難しくなりました。

 

2013年10月におこなわれた改正により、無事故の保険契約者が支払う保険料と、事故を起こして保険を利用した保険契約者が支払う保険料の差が改正前より大きくなりました。
 
従って事故を起こした場合、以前より割引率の変更に伴い、自費修理をするか車両保険で修理するかの判断が難しくなりました。

3)せっかくの自動車保険も使い方によっては

以降3年間の保険料増額も総合的に検討する必要があります。

 

自動車保険(任意保険)は、事故の際に人的損害や車の修理費用をカバーしてくれるものです。修理に保険を適用した場合、次回契約以降の保険料の負担増が、修理費用を上回ってしまってはどうしようもありません。
 
保険を使用する際は、修理費用と、保険料アップの兼ね合いを検討しましょう。自損事故でも、相手がある交通事故でも、自分の車の損害を補償してくれるのが「車両保険」です。
 
ただし、車両保険を使ってもノンフリート等級は3等級(1等級ダウン)する上、次回契約以降に「事故有係数」が適用され、保険料が大幅にアップします。車両保険を利用する際は、修理費用と次回契約以降の保険料アップを秤にかけて、どちらが得なのかを慎重に判断しましょう。
 
3等級ダウン事故で車両保険を使う場合は、以降3年間の保険料増額も総合的に検討する必要があります。

4)車両保険加入で相手がいる場合でも安心できない

あなたの車両保険を使用して支払うことになります。

 

例えば、過失割合2:8の物損事故だったとします。(人身事故の場合はまた違いますので注意)あなたの過失が2割、相手が8割。修理金額がお互い20万円だった場合、修理代2台あわせたを額40万の過失分だけ支払うことになります。
 
合計40万円のうちの2割だと約8万円(厳密には保険会社の計算方式があるので概算で書いてます)をあなたの車両保険を使用して支払うことになります。
 
この時に、この8万と、3年間で上る保険料を比べて自費にするかどうかを検討してください。

5)保険料のシミュレーションをしてみます

それでは実際に、車両保険を使用した場合と使用しなかった場合の保険料の差を計算してみます。

 
現契約で14等級(無事故)、支払保険料が80,000円(等級による割引適用前の基本保険料は160,000円)の人が、現在の契約以降は事故を起こさず、等級による割引適用前の保険料も一定という前提でシミュレーションしてみます。
 

車両保険を使用しなかった場合の保険料

・1年後:78,400円=160,000円×0.49(15等級(無事故)、割引率:51%)
・2年後:76,800円=160,000円×0.48(16等級(無事故)、割引率:52%)
・3年後:75,200円=160,000円×0.47(17等級(無事故)、割引率:53%)
3年間の合計:230,400円
 

3等級ダウン事故で車両保険を使用した場合の保険料


・1年後:120,000円=160,000円×0.75(11等級(事故有)、割引率:25%)
・2年後:116,800円=160,000円×0.73(12等級(事故有)、割引率:27%)
・3年後:113,600円=160,000円×0.71(13等級(事故有)、割引率:29%)
3年間の合計:350,400円
 

なんと3年間での保険料アップは合計12万円にも上ることがわかりました。

 
事故後3年間に限定してコストを検討するなら、修理費用が8万円の場合、結果的に車両保険を使用すると4万円多く支払うことになりますので、車両保険を使わないほうがお得になるのです。
 
※上記は概要を説明したものです。引受保険会社により、商品名や補償内容等は異なりますので、ご契約にあたっては必ず「各社商品パンフレット」および「重要事項のご説明・契約概要のご説明・注意喚起情報のご説明」をあわせてご覧ください。
 
さらに免責金額の設定(5万円や10万円など)がありますと、その分は自費になりますのでしっかりと計算したうえでのご利用をお勧めします。
 
※最近では、保険会社の改定により、多少の損傷では修理代より、保険料が上がる金額のほうが大きいため、保険を使用して板金塗装、修理すると結果的にマイナスになるケースがかなり多いです。その為大手保険会社を含めほとんどの保険会社が免責金額の設定を勧めているようです。


損害保険会社 調査員
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